船の輸入の大半は、小さな船
財務省の貿易統計では、日本の船(ヨット・遊覧用の船など)の輸入は、2023 年が 25890 隻、2024 年が 25510 隻、2025 年が 26284 隻でした。その大半が、ゴムボートやカヌーのような小さな船です。
2025 年に入ってきた小さな船は、次のとおりでした。
- ゴムボート(動力なし・100 kg 以下):17490 隻
- そのほかの 7.5 m 以下の船:4230 隻
- ゴムボート(動力用・100 kg 以下):2692 隻
- ゴムボート(そのほか):743 隻

1 隻 1 万円ほど
動力を付けない小さなゴムボートは、2022 年に 38902 隻と、とくに多く入ってきました。そのあとは 11411 隻、13956 隻、17490 隻と、また増えています。1 隻あたりは、2023 年の約 1.5 万円から、2025 年の約 0.8 万円に下がりました。値段が下がりながら、数が増えている形です。
送り出した国は、2025 年で中国が 17272 隻、98.8 % でした。ほぼすべてが中国から来ています。
動力用のゴムボート(船外機を付けて走るもの)も、2025 年は 2692 隻のうち中国が 2677 隻(99.4 %)です。1 隻あたりは約 6.8 万円でした。
「そのほかの小さな船」は、国がばらける
品目の名前が「そのほか(長さ 7.5 m 以下)」となっている船は、2025 年に 4230 隻入ってきました。こちらは国がばらけていて、中国が 1618 隻、アメリカが 894 隻、メキシコが 716 隻、タイが 325 隻です。
1 隻あたりの値段も国でまったくちがいます。中国から来るものは 1 隻約 8 万円、アメリカから来るものは 1 隻約 176 万円、メキシコから来るものは 1 隻約 121 万円でした。同じ品目の中に、値段のちがう、種類のちがう船がまざっているようです。どんな船が入っているのかは、統計の名前からは分かりません。
数から言えること、言えないこと
- 日本に入ってくる船は、隻数ではゴムボートが圧倒的に多く、そのほとんどが中国から来ている。
- 動力のないゴムボートは、2023 年から 2025 年で数が増え、1 隻あたりの値段は半分ほどになった。
- 金額で見ると、ゴムボートは船の輸入全体のわずかです。船の輸入のお金の大半は、クルーザーの大きさの船が占めています。
- 遊びの道具として買われているのか、仕事や防災に使われているのかは、統計からは分かりません。
出典:財務省「貿易統計」(政府統計の総合窓口 e-Stat・品別国別表・品目 8903.11・8903.12・8903.19・8903.93)を加工して作成。数はプログラムで集計しました。