107 隻のうち 57 隻
使ったのは、財務省の貿易統計に載っている日本の輸入の数です。品目は「セールボート(長さ 7.5〜24 m)」で、ふつうに「ヨット」と呼ばれる大きさの船がここに入ります。
2023 年から 2025 年の 3 年で、この大きさの帆船は 107 隻入ってきました。国ごとに並べると、次のとおりです。
- フランス:57 隻(53.3 %)
- ドイツ:9 隻
- スロベニア:7 隻
- 中国:6 隻
- ポルトガル:6 隻
- イタリア:5 隻

二番目のドイツが 9 隻なので、フランスは二番目の 6 倍ほどです。ヨットについては、日本の買い手の多くがフランスから来る船を選んでいることになります。
2022 年は、もっとはっきりしていた
この品目が長さで分けて数えられるようになったのは 2022 年からです。2022 年には帆船(7.5〜24 m)が 38 隻入ってきて、そのうち 26 隻(68.4 %)がフランスからでした。

全体の隻数は 38 隻、50 隻、39 隻、18 隻で、2023 年から 2025 年で 3 分の 1 ほどに減りました。フランスからの船も 26 隻、29 隻、19 隻、9 隻と同じように減っています。フランスが選ばれていることは変わらず、ヨットを買う人そのものが減っている、という形です。
1 隻あたりは 5,000 万円ほど
3 年分をならすと、フランスから来た帆船の 1 隻あたりは約 5,303 万円でした(日本に着いたときの値段で、運賃と保険を含みます)。全部の国の平均は約 4,365 万円です。
国ごとの 1 隻あたりは、イタリアが約 9,055 万円、ドイツが約 4,060 万円、スロベニアが約 3,578 万円でした。中国からの 6 隻は 1 隻約 574 万円と、けたが一つちがいます。同じ「7.5〜24 m の帆船」でも、中身はずいぶんちがうようです。
フランスからは、動力の船も来る
フランスから来るのは、帆船だけではありません。2023 年から 2025 年に、動力の船(船外機付きを除く・7.5〜24 m)も 43 隻入ってきています。1 隻あたりは約 9,380 万円でした。動力の船では、フランスはアメリカ(91 隻)に次ぐ二番目の国です。
小さいヨットは、別の国から
長さ 7.5 m 以下の小さな帆船は、3 年で 96 隻でした。こちらはイギリスが 26 隻でいちばん多く、インドネシアが 16 隻、ドイツが 13 隻、ニュージーランドが 12 隻と続きます。フランスはこの中に入っていません。大きさがちがうと、来る国もちがいます。
数から言えること、言えないこと
- 統計には、船を作った会社の名前は載っていません。どのメーカーの船かは、この数からは分かりません。
- 新しい船か中古の船かの区別もありません。
- 国は「どこから送られてきたか」で数えています。作られた国と同じとは限りません。
- 円の金額なので、円安の分も含まれています。
出典:財務省「貿易統計」(政府統計の総合窓口 e-Stat・品別国別表・品目 8903.21・8903.22・8903.32)を加工して作成。数はプログラムで集計しました。